「AutoStitch」と「Photomerge」の画像比較

同じ写真を用意してiPhone「AutoStitch」とPhotoshop「Photomerge」で仕上がりの違いを確認してみました。仕上がった写真を同じ天地にリサイズし並べてみると…かなり違う結果になってるのが一目瞭然です。

「AutoStitch」は実際の撮影ポイントから見たイメージに近く、撮った写真を素直に合成していく印象。一方「Photomerge」は広角レンズで撮った写真を切取ったような仕上がりに。また拡大画像で確認するとよく分かりますが、紡ぎ具合やディテールのシャープさは流石フォトショ。真ん中に写っている「Cocoon Tower」が小さくなってるにも関わらず格子パターンがキリッと表現されています。

色々なシーンで試してみた結果、作例のように遠近感が強いシーンでは各々の特性が顕著に現れるようです。作例はありませんが遠景だけの写真を数点紡ぐようなケースではどちらもあまり変わらない仕上がり結果を確認しています。

これらの結果を踏まえ個々の特性を理解した使い分け、例えばiPhoneの画角に被写体が収まらないシーンで「AutoStitch」を広角レンズ代わりに使用し、遠近感の強いパノラマ風景は持ち帰ってから「Photomerge」で紡ぐのもいいのではないでしょうか。